慶應義塾大学医療系三学部合同教育

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医療系三学部合同教育FDワークショップ2016

日程

2016年7月21日 木曜日 18:00-20:00

場所

信濃町キャンパス総合医科学研究棟1階ラウンジ

参加者

医学部教員8名、看護医療学部教員11名、薬学部教員15名

2016年のFDは、昨年度に引き続き、ワールドカフェ方式のグループワークを用いて、「より充実した三学部合同教育のために」というテーマで実施しました。ワールドカフェの第1ラウンドは「三学部合同教育を導入して、どんないいことがありましたか?~三学部合同教育のよかった点を 挙げてください~」、第2ラウンドは「三学部合同教育で不十分な点はありましたか?~三学部合同教育の問題点を挙げてください~」、第3ラウンドは「三学部合同教育をより充実させるため、もっと取り入れたいこと、取り入れてほしいことを挙げてください」というテーマで行い、第3ラウンドのプロダクツについて発表しました。

発表で出た意見の一部を紹介します。

  • 教員負担はあるが、効果をあげるためには回数を増やすことが必要
  • 後期の回数を2回にする。秋(医・薬は5年、看護は3年)と春(医・薬は6年、看護は4年にする)に実施する。
  • 合宿、旅行、キャンパスツアー(初期)、合同授業などを取り入れる。
  • ランチ、バーベキューなど情報交換できる機会を提供
  • ファシリテータの質の向上も必要(特に後期は、指導・誘導も重要)
  • 臨床実習をさらに充実させる(臨床に行かない薬学生への対応が必要)
  • 総合大学としての特色を示す(医看薬以外の学部の参加も検討)
  • ソーシャルワーカーなど他職種も参加
  • 卒業生からのフィードバックを導入。卒業生を巻き込んだプログラムの作成。
  • シナリオのバラエティを増やす(在宅を舞台にしたシナリオ、緩和ケアなど)。
  • 紙ベースの事例ではなく、患者役を確保して事例提示。
  • 患者側の役割、医療従事者側の役割でロールプレイやディスカッション。他の職種の役も演じてみる
  • 3学部合同教育の目標を明確に "患者目線の医療"
  • 後期の最終プレゼンテーションについては特に工夫が必要(実際の医療現場への応用をイメージするなど)

三学部の教員が活発にこれからの三学部合同教育についてディスカッションしたことで、さまざまなよい提案がなされました。また、三学部教員の交流の場となり、充実した2時間でした。

 

参加者アンケートの結果

 

大変良い

良い

どちらでもない

悪い

大変悪い

医学部

3

3

0

0

0

6名

看護医療

3

7

0

0

0

10名

薬学部

6

7

0

0

0

13名

 

12名

17名

0名

0名

0名

29名

回答 29名

コメント

  • 結構忙しかったが有意義な話ができた。合同教育は将来に役立つので是非続けてほしい
  • 三学部合同教育は慶應の宝なのだ、ということを皆が感じていることがわかった。大学のシステムなど大変なことも多々あるが、回数や時間を増やしていきたい
  • ファシリテータとして初期・中期・後期を通しての検討ができるとさらによい
  • 三学部合同教育は真の総合大学につながる取組であることが確認できた
  • 三学部合同教育の重要性は高く、今後さらに発展すべきであるという共通認識を実感した
  • 他学部の先生方の考え方、カリキュラム、教育の視点などを共有でき、色々参考になった
  • 医学部教員の参加が少なかったのが残念だと思った
  • 三学部合同教育に関わる教員が限られているのが残念。より多くの教員が経験すべき。FDにももっと多くの教員の参加が望まれる
  • このようなFDをもっと増やしてほしい
  • 三学部教員で行うFDワークシップの意義が学生にも伝わり、義塾の文化になるとよい
  • 自分が参加していないプログラムの内容、感想をきくことができイメージができた
  • 現在の問題点、改善点を共有できた。教員の交流も必要だと感じた
  • 将来を見据えて慶應にしかできない教育として今後も貢献できれば、と思った
  • ワールドカフェの3ラウンド、とてもよかった。プロダクツのいくつかは是非実現して欲しい
  • 文房具をもっと活用して視覚化し、ワールドカフェ形式をもっと活かせるとよい
  • 三学部合同教育に新病棟をどう活かすかが重要
  • マンパワー不足を解消するには、初期・中期には高学年の学生、後期には卒業生に参加してもらうことも考える