慶應義塾大学医療系三学部合同教育

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2015年度の合同臨床実習

日程

2015年5月28日(金)10:00-15:00

場所

慶應義塾大学病院

参加者

医学部2名、看護医療学部2名、薬学部薬学科2名

概要

AチームとBチームに分かれ、それぞれに割り当てられた患者さんから話を伺い、患者さんの抱える問題に、どうアプローチするかを相談しました。

2年後の新病院開設からは、医学部、看護医療学部、薬学部による合同の臨床実習が頻繁におこなわれるようになります。そのための準備として、まずはトライアル形式で最終学年の学生を集めて合同臨床実習をおこないました。

Aチーム3人とBチーム3人に分かれ、それぞれに1人の患者さんを割り当てました。まずは、電子カルテから、その患者さんの臨床経過を調べ、現在抱えている問題は何なのかを把握しました。その後、実際に病棟に患者さんに会いに行き、現在抱えている問題を患者さんから直接伺いました。学生達は、電子カルテから集めた情報に、実際に患者さんから伺った話を加えて、その患者さんの抱える問題と、それの対応を話し合いました。

その後、2時間のグループワークをおこない、よりよいチーム医療をおこなうためには、それぞれの職種がどのように協調し合えばよいのかについて話し合いました。また、それぞれの職種によって、どの問題を重要視するか、また、問題解決のアプローチが随分違っていることを理解しました。今後も、お互いの専門性をのばしつつ、他職種のアプローチも理解し、よいものは取り入れていくべきと考えたようです。

各チームに、その職種は自分しかいないという状況なので、積極的に参加できたという意見が聞かれました。1日のプログラムでしたが、学生達はたくさんのことを学び、もっと、頻繁にこういった実習をおこないたいという声が聞かれました。