2014年度の後期プログラム
日程 |
2014年4月26日(土) |
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場所 |
信濃町キャンパス/芝共立キャンパス(2キャンパス同時開催) |
参加者 |
合計 351名 |
概要 |
腎代替療法の治療選択に関わるケースシナリオ2本について医看薬混成10-11名×18グループ×2キャンパスに分かれてディスカッションし、「今後の医療・ケア計画」をプレゼンテーションしました。 |
4月26日(土)、9:30~17:00 信濃町キャンパス、芝共立キャンパスにおいて「医療系三学部合同後期教育」が実施され、医学部・薬学部の6年生、看護医療学部の4年生、総勢351名が信濃町キャンパスと芝共立キャンパスに集合しました。
最初に、医学部教員による「腎代替療法に関する事前講義」で知識共有を行い、次に薬学部教員による「グループワークの進め方」に関する説明後に、学生は各キャンパスで18グループ(1グループ10~11名)に分かれて小教室に移動しました。他己紹介でアイスブレークを行った後、司会者、発表者、記録係を決め、事前に配布しておいたシナリオA(自力通院困難で、軽い認知症がある腎硬化症による慢性腎不全患者)あるいはシナリオB(糖尿病性腎症患者で、きわめてアドヒアランスが悪い患者)に基づいて、模造紙、ホワイトボード、付箋紙などを自由に使いながらグループディスカッションを行い、まず患者が現在抱えるプロブレムを挙げました。さらに、医師、看護師、薬剤師を含むチームカンファランスに提案する「今後の医療、ケア計画をまとめる」作業を行い、A4用紙2枚程度にまとめました。昼食時間を含み約4時間のグループディスカッションで、いずれのグループも各学部の特徴が出る活発なディスカッションが展開されました。各グループにはファシリテーターとして教員1~2名が参加し、適宜助言をしていきました。
3グループが中教室に集まり、5分ずつ書画カメラを用いて発表を行い、代表発表グループを決定しました。その後、大教室に18グループが集合し、シナリオAについて3つ、シナリオBについて3つの代表グループが、5分ずつプレゼンテーションを行いました。充実したグループディスカッションを反映したものや、イラストを取り入れたものなど、各職種の役割を活かした魅力的なアプローチが多数発表されました。
最後に信濃町キャンパスでは、看護医療学部長、芝共立キャンパスでは、薬学部長の総括で締めくくられました。
終了後に実施したアンケート調査では、医学部学生では"大変よい"・"よい"が86%を占め、看護医療学部では95%、薬学部では88%といずれも高い評価が得られました。「学部により患者に対するアプローチの仕方が異なることを知り理解が深まった」、「チーム医療の大切さを認識できた」などの意見が多数寄せられました。次年度には医療人として巣立つ最高学年の学生にとって、チーム医療を体感できる有意義な一日となったようです。