慶應義塾大学医療系三学部合同教育

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2013年度の初期プログラム

日程

2012年5月18日(土)

場所

日吉キャンパス

参加者

合計  374名
・医学部1年  112名
・看護医療学部1年  104名
・薬学部薬学科1年  158名

概要

全体講話「むすびの力」(作家 玄侑宗久氏(昭57文・文))のあと、医看薬混成6-7名×48グループに分かれてディスカッション・プレゼンテーションをおこないました。

5月18日(土)14:40〜18:00に、新1年生を迎えた医療系三学部合同初期教育が日吉キャンパス独立館で開催されました。参加者総数は374名(医学部112名、看護医療学部104名、薬学部薬学科158名)でした。

医学部長末松誠君、薬学部長増野匡彦君の開会挨拶に始まり、昨年に引き続き、慶應義塾大学卒業生(昭和57年文・中文卒)であり、芥川賞作家の玄侑宗久氏による講話「むすびの力」を聴きました。日本人の死生観から始まり、病気・患者に対する科学(医学)と宗教での捉え方の違いなど、普段あまり聴く機会のない興味深い講話でした。その後、1グループあたり6〜7人、48グループにわかれ、約1時間活発なグループ討論が行われました。グループ討論のテーマは特に設けず、講話から想起したこと、大学生になって感じたことや考えたことなど、グループで話し合いたいことを決めて行いました。  三学部から24名の教員がファシリテーターとして参加し、1人あたり2グループを担当してグループ討論の進行をサポートしました。グループ討論の成果はA4用紙1枚にまとめ、昨年同様書画カメラで投影しました。1グループあたり20秒という非常に短い発表時間にも関わらず、また内容も多岐にわたっていましたが、どの発表も要点をしぼったわかりやすいものでした。 最後に、各学部長からベストKID賞が授与され、看護医療学部長太田喜久子君の挨拶で閉会しました。

終了後の学生に対するアンケートでは、いずれの学部でも「大変よい」が40%以上をしめ、「よい」とあわせると、80%以上になりました。自由意見では「他学部の内容を知ることができた」「意見交換が出来て良かった」という意見がどの学部からもでており、「お互いを知る」という当初の目的は達成できたと思われます。一方で、「時間が足りなかった」「(ある程度)テーマをしぼって欲しい」「(合同教育の)回数を増やして欲しい」という意見も寄せられました。 また、教員からは「参加して楽しかった」「学生が自発的、活発だった/交流の場になった」等のご意見をいただきました。

準備、進行とも厳しい時間設定の中、各学部から参集した教員、職員の方々の連携により、2013年度初期教育は無事終了しました。このような医療系学部間の教職員の交流が、合同教育の基盤となることをあらためて認識した日でもありました。