慶應義塾大学医療系三学部合同教育

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2018年度の初期プログラム

日程

2018年5月19日(土)

場所

日吉キャンパス

参加者

合計  383名
・医学部     113名
・看護医療学部  108名
・薬学部薬学科  158名

概要

医看薬混成7-8名×54グループにわかれて、「謎解きゲーム」を実施しました。ゲーム後は、その体験に基づいて「チーム形成」についてディスカッションし、全グループがプレゼンテーションを行いました。

5月19日(土)14:40〜18:00、医療系三学部の1年生383名(医学部113名、看護医療学部108名、薬学部158名)が日吉キャンパスに集まり、「医療系三学部合同教育初期プログラム」が実施されました。

門川医学部医学教育統轄センター長のご挨拶で開会し、「謎解きゲーム」を行った後グループワークを行いました。

今年度は、2年生以上の学生8名(看護医療学部2名、薬学部6名)がゲーム作成にかかわり、作り上げてくれました。当日は、作成者に加え、上級生(医学部9名、看護医療学部5名、他学部2名)が授業の準備やゲーム進行、また片付けを担ってくれました。医療系3学部の上級生だけでなく、他学部の上級生も初期教育に関わるスタイルが定着してきています。これをきっかけに、医療系以外の学生も「医療」や「医療人教育」に関心を持ってもらえるようになると、患者中心の医療やこれからの医療について共に考える基盤ができるのではないかと期待しています。

ゲーム終了後のグループワークでは、ゲームをふりかえって、①自分たちのチームのよかったところ、アピールできることは何か?②このチームをもっと機能させるにはどうしたらよいか?について話し合いました。 その話し合いの内容を、初期教育恒例の「1グループあたり20秒」で発表してもらいましたが、どのグループもゲームを通して感じたこと、考えたことについて互いによく話し合ったことがわかる内容でした。チームとは何か、チーム活動をスムースに行い、それぞれの能力を十二分に発揮させるにはどうしたらいいかなど、今回のゲームとグループワークをきっかけに考え、今後の学びに活かしてもらえればと思います。

田村薬学部日吉主任によるフィードバック後、各学部長賞が1グループずつ選出され「ベストKID賞」が授与されました。最後に、小松看護医療学部長から、閉会のごあいさつをいただき終了となりました。

学生のアンケートからは三学部とも、「楽しかった。面白かった」「他学部と交流できてよかった」という意見が多数あり、また合同教育を通して得られたこととして「チームワークの大切さ。協調性。役割分担の重要性」「コミュニケーション能力、情報共有の大切さ。」などが挙げられていました。今回参加した1年生には来年度の授業の企画や実施にぜひ関わってもらい、有意義な初期教育をみんなで考えていきたいと思います。