慶應義塾大学医療系三学部合同教育

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2011年度の初期プログラム2回目

日程

2011年9月17日(土)

場所

信濃町、湘南藤沢、芝共立キャンパス

参加者

合計  404名
・医学部1年  120名
・看護医療学部1年  108名
・薬学部薬学科1年  176名

概要

51グループを3キャンパスに分け、キャンパス見学をしたのち、半年間勉強して何か考えたかをグループ毎にディスカッションし、ポスターを製作し、プレゼンテーションしました。

三学部合同初期教育第2回(秋学期の部)は、1年生にとってはまだ夏季休暇中の9月17日土曜日に、芝共立、信濃町、湘南藤沢の3キャンパスに、春学期の51グループがメンバーは変わらず17グループ(約140名)ずつに分かれて開催されました。3キャンパスに分割した理由は、できるだけ他学部のキャンパスを知ってもらうためで、例えば芝共立にあたった薬学部生にとってはなじみのキャンパスですが、医学部、看護医療学部の学生にとっては未知のキャンパスでの授業となりました。以下、芝共立でのプログラムについてのみお伝えします。

13時に薬学部の5,6年生がガイド役となって、全グループが順次、体育館、食堂、マルチメディア講堂、談話室、和室、屋上庭園、実習室、MMPC室、図書館、薬局をめぐるキャンパスツアーに出かけ、グループが460講堂に戻るのを待って、14時から「半年間を振り返って」をテーマにディスカッションを開始しました。すでに一度共同作業を経験したメンバーということもあり、すぐに打ち解け議論も比較的スムーズに入り込めました。

ただ、6月の第1回から夏休みをはさんで直ぐの第2回目となったため、どの学部も講義や実習はそれほど進んでいなかったため、学部の独自性について話し合うという点では多少物足りない面もあったようです。それでも学生たちは互いの学部の違いに興味をもち熱心な議論を展開したことは、最後に各グループが行った発表からも十分窺い知ることができました。

発表はA3用紙横書きをスクリーンに投影して行い、今回は全参加者がキーパッドを用いて投票し、その結果を参考に薬学部長増野匡彦君からベストKID賞が授与されました。

3キャンパスに分割したことは、一部同じ学部にあたった学生を除き、未知の学部について知る機会となったこと、発表も比較的十分な時間が取れたことなど長所もありましたが、開催時期が春の部の後、夏休み直後だったことで学部の違いを十分意識した議論ができなかった点が反省事項となりました。

授業後の反省会では、秋の部は中期教育として上級学年に格上げする案が出され多くの教員の賛同がえられました。

この日は、一貫校向け進学説明会が行われていたため、途中一貫校の生徒が参観する光景も見られました。